*傾向管理をする上で、基準を決めることが重要!
①測定範囲(基準)を決めて測定
②極力短時間で測定(2時間以内)
③潮位が安定している干潮付近が望ましい
④測定精度向上のため測定可能な天候の選択
❖試 験
第1回 2月22日(金) ドローンでソナーを吊り下げ測定するが波と水流で、上手くデータ採取できず! おまけにドローンは失速し海中に引き込まれ、海の藻屑に…!試験1日目に悲しいー!2019.9.1追記
第2回 3月25日(月) 釣り竿でキャストし測定、時間はかかるが良いデータが採取できた!今後、データから、土砂堆積量の計算にチャレンジ!?
第3回 4月 4日(木) 風、波強く、良いデータ採取できず中止
第4回 4月 6日(土) 少し波と風がありましたが、それなりに測定できました。3月25日と比べると、等深線は変化しています。潮流、風の影響で、土砂の堆積状況が変化しているのが分かります!
第5回 4月 8日(月) 風5.5m/s、波荒く、測定するも良いデータ採取できず!
第6回 4月19日(金) 風2.8m/s、波小で天候良し。良いデータが測定できました。やはり、自然環境には叶いません!
第7回 4月20日(土) 風4.4m/sでしたが、東の風のため波が立たなく、今回も良いデータが取れました。(東の風では荒波が相殺されること、新発見です!)
第8回 5月 2日(木) 測定上限と決めた潮位0.4mのため、測定箇所の潮位レベルを確認。 測定口堰の面一であった、波が荒いと波が堰を乗り越えてくる。長靴の中に海水が…びしょ々!このような状況では胴長靴が必要と理解!!(~_~;)
第9回 5月 8日(水) いい天気、風・波ともに穏やか、潮位0.2m!等深線図作成の精度を上げる目的で、ソナーの移動方法、スマホの設定、WiFi通信状況など総合的な確認のため、水深測定実施。ソナーのGPS、WiFi機能の安定を待ってから、行うのがベスト!ソナーの移動はゆっくり行う、決まり!!
❖土砂堆積量の計算にチャレンジ!!… 3月25日から試練再開!!
・土砂堆積量の把握ですが、非常に難問です!しかし、お客様のご要望ですからやるしかない!そこで、専用ソフトを解析する中で、等深線マップより面積を求めることができることに着目!
⇒ チャレンジしましたー
・等深線に沿って、定点を付けていきます。これが、非常に根気のいる作業(@_@。)目をしょぼしょぼさせながら定点を追加し、等深線で囲われた範囲の面積を求めます。非常に細かい作業で、肩こりも増幅し、休憩しながらの作業、疲れるー!疲れるーと言っても、誰も助ける人はいません。ひたすら孤独な作業です。(~_~;)
・そして、何回もチャレンジし、等深線範囲の面積を求めることができましたー!
・次に、これから管理していく「基準となる範囲」決め!
この範囲を決めることで、経時的に管理が可能となります! ガンバ!!
(平泳ぎ!)
・そして、試験測定の中で一番よく取れた3月25日の等深線マップから、各面積を求め、水深データから最深値を求め、その値を土砂堆積量の基準点として、海水分を差し引きしついに、 面積と深さ(逆算)から、推定土砂堆積量を求めた!!
(理論上は間違っていないはず! やったー!)!(^^)!
” 何もないところから形あるものを見い出した、苦労が実った、やったね! ”
・先般のお客様との打ち合わせの中で、等深線の水深幅(基準)を統一してほしい旨の要望があり、これまでの実績を再確認、ソナー販売店へも質問として問い合わせ実施。
・5月8日、ソナーの販売店から、質問の回答をメール受信! 
新事実発覚!等深線の刻みは、10mまでは、0.33m刻みであった!
これで、私がこれまで作成してきた「等深線基準」が概ね正解であったことが実証できた。