2022/12/3

民生・児童委員活動日記Ⅴ(最終)

民生児童委員活動日記Ⅴ(最終)
 民生児童委員の職務を拝命して、任期三年経過致しました。
 私、これを以って民生児童委員を「退任」致しました。
 
 
 もう一期というお話もありましたが、私が当初お引き受けした「三つの理由」* を少なからず全うすることができましたので、退任の決意を固めた次第です。
 
 最後の一年間を振り返りますと、新コロナ感染化の中 ”一年九月ぶり” に買い物ツアーを再開することができましたが、新たなコロナ感染拡大(第7波)を受け、民生児童委員定例会、部会研修、買い物ツアー、地元行事なども開催中止となることもありましたが、私としてはそれなりの活動ができたと思っています。
 ただ、地区民協の会長として、その時の行事を行うか否かの判断に困ることもありましたが、新コロナ感染者数を日々確認し、また同地区民生児童委員のご意見もお聞きしながら、開催の最終判断を致します。行事を行いたいが・・・、ご高齢者対象ですので苦渋の決断が必要です。
 
 それでも、独居高齢者のお宅を見守り訪問しますと、中には ”お話し好きな方” もいらっしゃいます。30分くらい夢中でしゃべられますので、それを延々と聞いています。
 特に苦痛ではありません。逆に私も、相づち打ちながらお話するという按配で楽しく時間を過ごすこともあり、とても大切な時間でした。
 
 民生委員児童委員の任期三年が近づくと、次の後任探しとなります。しかし、私の地区では、原則自治会の推薦を基本としていますので、今年の五月くらいには地区自治会長へ民生児童委員の後任探しをお願いいたしました。
 民生委員児童委員としての私の考えを早めに示し、計画的に行動しないといけないと思い行動してまいりました。その成果もあり、早々に時期候補者を選定され、交渉してもらい承諾をいただきました。後任は、女性の方で素晴らしい人でした。安心してバトンタッチしていけます。
 
 10月初旬、九州に住む弟からお袋の容態が危ないという知らせを受け、一路九州へ病院に着くと変わり果てたお袋を見舞い、意識はもうありませんでしたが声を掛け励ましたが、それから数十分後には力尽き逝ってしまいました。享年九十歳でした。
 私が到着するまで頑張って生きてくれたことに感謝し、最後に親孝行もできたと思っています。お袋が亡くなったことに鑑み、これで私の民生児童委員としての役目を全うする時と感じました。
 
 退任二カ月前に、同地区の新民生児童委員の方と連絡を取り、新旧民生児童委員の初会合(顔合わせ会)を行い、民生児童委員としての職務説明、地区の活動内容、担当地区および会長職の引継ぎを行い、滞りなく済ませることができました。
 
 11月の最終月には、「福祉のつどい」が三年ぶりに開催され、スタッフとして参加し最後のお勤めを果たすこともできました。
 
 三年間という長期間ではありましたが、今思うとアッという間でありました。地区の民生児童委員の協力の元、独居高齢者の方々と知り合いになり、微力ながら見守りボランティア活動が出来たことは、第三の人生に向けてより良い糧になったものと思っています。
 多くの関係者方々に感謝申し上げて幕とさせていただきます。
 ありがとうございました。
 
三つの理由
①子供・学生の時には悪いことを行い人・親に迷惑をかけた
②あの世で、閻魔様に聞かれた時に、良いことの一つでも言いたい
③ご高齢者を親と思い、親孝行のつもりで行いたい(お袋とは離れて暮らしているため、親孝行もできにくい)