2021/5/13
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お袋のお見舞いで九州へ |
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❖お袋のお見舞いで、九州へ 何日か前に、弟(親と同居中)から連絡が入る。 お袋の調子が良くない。最近急に痴呆が進んできているみたい、一昨年末に転んで入院してから足腰が思うように動かすことができない。一人では、歩くこともままならない状態で・・・。 という情報をもらい、三年前(親父の三回忌)とは運電の差だなと感じ、思い切って「私の顔が分かるかるうちに」と、見舞いに出かけた。連休を避け、世の中では、新コロナ感染者増加により、非常事態宣言が出る中での「九州への里帰り(見舞い)」である。 5/6(木) 夕方 出発 (帰路に立ち寄るところがあり、車を選択) 5/7(金) 早朝 九州お袋宅へ到着 三年ぶりにお袋の顔を見る。私は唖然となる。三年前とは顔もすっかり変わり衰え、足の甲部分もみみず腫れ、これでは自由に歩けない。そして、一瞬私の顔を覚えていない!? 私の名前を言うと、うなずき理解できたみたい・・・。 これほど時間(とき)というのを恨んだことはなかった。 お袋の面影がない・・・・・。本当に哀しかった。 私の家族と息子夫婦からの「お見舞いビデオメッセージ」を見せてあげたが、息子の顔、名前は憶えてはいるが、何か的を得ない感じである。説明を加えると、ああーそうな!と言って納得していたが・・・。果たして理解できたのかは? 夕食は、お袋も入れての食事となり、久しぶりに家族水入らずの食卓となった。 お袋は、意外と食欲はあり、入れ歯のため、硬いものは食べれないが、普通に食べ、好みも分かり、口もしっかりしている。これは上手いと言っては喜ばしてくれた。 5/8(土) 整形外科の病院に連れていく、リハビリを行う お袋に、今夜帰ることを告げる。すると私のために「自分の写真や、親父の若い時の写真」をあげるという。(箱を見ると昌利にあげる)と書いてある。(目頭が熱くなるのを堪える) ![]() よく見ると、数年前に撮影したものと思われるが、非常に良い写真である。 私は初めて見ていい写真だ、冗談交じりに「これは遺影に使えるな」と言ったら、本人も気に入っているみたいで、納得していた。 今、写真をもらってもよいが、これは形見として貰うわと言って、引き出しにしまった。 次に会えるのはいつか? これが根性の別れになるかもしれない。 次に会える時に、私の顔を覚えているのか!? 名残惜しいが、仕方がない、いつまでもいても弟夫婦に迷惑を掛けてしまうため、深夜帰郷となった。 当然お袋は、眠っている。 ドア越しに、「またねー」 と挨拶し、家を後にした。 お袋が私の顔を分かるうちに、顔を見せることができ、一つ親孝行ができたかなと思う次第であります。
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